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認知症とは?

認知症とは、記憶・思考などの能力が脳の病気や障害のために低下していく病気です。近年では85歳以上の高齢者の4人のうち1人は認知症であると言われ、とても身近な病気です。

全世界で2040年には8110万人の方が認知症になる可能性があるともいわれており、認知症は今後世界規模で急速に増加していく病気とされています。
分類と症状
認知症にはアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などの分類があります。
認知症の症状といえば物忘れが最も有名ですが、病気の分類によって物忘れ以外にも様々な症状が認められることがあります。
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①アルツハイマー型認知症
全認知症の半分以上を占める代表的な疾患です。初期は物忘れ(記憶障害)だけを認めます。進行するにしたがって妄想、焦燥、不穏、うつなどの症状がみられます。
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②脳血管性認知症
脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患が原因となって起こる認知症のことです。
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③レビー小体型認知症
- 体が動かしにくくなる
- 存在しないはずのものが見える(幻視)
等の特徴的な症状を認めることが多いです。
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④前頭側頭型認知症
- 自分勝手な性格になる
- 鼻歌を突然歌いだす
- 食事の好みが変わる
等の特徴的な症状を認めることが多いです。
治療
物忘れの症状をよくするためのお薬に加えて、物忘れ以外の症状(怒りっぽい、興奮する、夜になると大声を出す、など)に合わせてお薬を調整することも必要です。
また、患者様が心穏やかに過ごせるようにするための環境づくりやサポートも大切な治療の1つです。
ご自身やご家族、周囲の方について心当たりがおありでしたら、まずはお気軽に当院へご相談ください。
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