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統合失調症
統合失調症とは?
世界各国からの報告では、生涯のうちに統合失調症にかかるのは人口の0.7%(0.3~2.0%;生涯罹患率)であり、約100人に1人が統合失調症であると報告されています。統合失調症はとても患者数の多い、誰にとっても身近な病気です。
原因ときっかけ
原因についてははっきりとは分かっていませんが、進学・就職・独立・結婚などの人生の大きな転機が発症の契機となることが多いとされています。

症状
統合失調症の症状には、以下のようなものがあります。
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①幻聴
- 本人に対する批判
- 「あっちへいけ」などの命令
- 「今トイレに入りました」など常に監視されているような内容
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②妄想
- 「誰かが監視をしている」、「誰かが自分を操っている」など、他人が自分に対して悪い働きかけをしているような妄想
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③感情にかかわる症状
- 感情の動きが少ない
- 物事に適切な感情がわきにくい
- 感情を適切に表せずに表情が乏しく硬い
- それなのに不安や緊張が強く慣れにくい
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④意欲にかかわる症状
- 仕事や勉強をしようとする意欲が出ずにゴロゴロばかりしてしまう(無為)
- 部屋が乱雑でも整理整頓する気になれない
- 入浴や洗面などの身辺の清潔にも構わない
- 自室に閉じこもりがちになる
治療
近年、お薬による治療や心理社会的ケアが大幅に進歩し、日常生活を送れるまでに回復して仕事や結婚、子育てをしている人もたくさんいます。高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じように、早期発見、早期治療、そして良くなっても再発を予防するために治療を継続することが大切です。
ご自身やご家族、周囲の方について心当たりがおありでしたら、まずはお気軽に当院へご相談ください。

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