軽度認知障害(MCI)とは?|岡山の精神科医療専門病院 歴史ある精神科専門病院として岡山の精神科医療に貢献いたします

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軽度認知障害(MCI)

軽度認知障害(MCI)

軽度認知障害(MCI)とは?

認知症とは脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態を言いますが、軽度認知障害(MCI: Mild Cognitive Impairment)は認知症のように普段の生活に支障をきたすほどではありませんが、記憶などの能力が低下し、正常とも認知症ともいえない状態のことを言います。

軽度認知障害

軽度認知障害(MCI)のサイン・症状

認知症のサインまではいかなくても、少しだけ加齢によるもの忘れが強いと感じたら、MCIの可能性も考えられます。
MCIの特徴としては、下記の3つが挙げられます。

  • 以前と比べてもの忘れなどの認知機能の低下がある、本人が自覚している、または家族等によって気づかれる
  • もの忘れが多いという自覚がある
  • 日常生活にはそれほど大きな支障はきたしていない

早期発見・早期対応が大切

MCIの方の約半数は5年以内に認知症に移行するといわれています。MCIの方のうち、すべてが認知症になるわけではありませんが、この段階から運動などの予防的活動を開始することで、認知症の進行を遅らせることが期待されています。認知症ではなさそうだと思っても、以前よりもの忘れが増えている、もの忘れの程度がほかの同年齢の人に比べてやや強いと感じたら、念のために専門医を受診することが早期発見・早期対応につながります。

軽度認知障害(MCI)は治る可能性があります

認知症は一部の疾患をのぞいて、完治することは難しいといわれています。しかし、MCIは適切な治療・予防をすることで回復したり、発症が遅延したりすることがあります。一部の場合を除き認知症は完治できませんが、早期にMCIに気づき、対策を行うことで症状の進行を阻止することはとても大切です。

食習慣を見直し、定期的な運動習慣、いろいろな人とコミュニケーションをとることで認知機能の改善や維持を図りましょう。

軽度認知障害(MCI)が疑われるときは病院で検査を

実際のところ「加齢によるもの忘れなのか」「軽度認知障害(MCI)なのか」あるいは「認知症になっているのか」を判断するのは非常に難しいものです。
また認知症にもさまざまな種類があります。誤った自己判断は正しい対応を遅らせることにつながり、状況がさらに悪化するリスクもあるため危険です。
「軽度認知障害(MCI)かもしれない」と心配なときは、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

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あなたらしい生活を目指します

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あなたやご家族に合ったオーダーメイドのプログラム

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健康的な生活習慣を提案します

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